とうもろこしの粒の色は黄色以外にもあるの?

更新日:2014年09月22日(月)

とうもろこしには様々な種類がありますが、一般的に口にする「スイートコーン(甘味種)」には、黄色と白の実の色があることを皆さんはご存じでしたか? スイートコーンとは

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ゴールデンコーン(黄粒種)

全ての粒が濃い黄色のとうもろこしのことをいいます。そのためゴールデンと名付けられた品種が多いです。
小粒でつやがあり粒皮が軟らかく甘みも強いとうもろこし。


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シルバーコーン(白粒種)

シルバーハニーバンタムと呼ばれることもある白粒種のとうもろこし。小粒でつやがあり、粒皮が軟らかく甘みも強いのでサラダに向いています。
一代雑種で、黄色と白が3対1の割合で入っておりもっとも甘味が強いとされるとうもろこし


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バイカラーコーン(バイカラー種)

一代雑種で、黄色と白が3対1の割合で入っています。
アメリカで育成され、もっとも甘味が強いとされ、現在日本のとうもろこしの主流にもなっています。

「スイートコーン(甘味種)」以外では、「ワキシーコーン(もち種)」の黒もちとうもろこしなども、粒に色がついていることで知られています。
「ポップコーン」では、チェロキーロング ポップコーンと呼ばれるカラフルな実を付けるものもあるようです。
カラフルなとうもろこしの種を入手

また、レインボートウモロコシとしてネットで話題となったとうもろこしが登場するなど、世界にはまだまだ私たちが知らないとうもろこしがたくさんあります。
美しいレインボートウモロコシ!

今後も、トウモロコシポータルサイトでは、様々なとうもろこしの情報を掲載してまいります。

とうもろこし粒内の名称と成分

更新日:2014年09月16日(火)

「とうもろこしの粒の内部ってどうなっているの?」
「粒のどこから芽がでてくるの?」

今回はとうもろこしの粒の中身についてご紹介します。
皆さんが食べているおいしいとうもろこしの粒(実)は実は、こんな名称がついているんですよ。

とうもろこし粒内の名称

① 粒の皮 果皮(かひ)
② 保護する部分 子葉鞘(しようしょう)
③ 葉となる部分 第一葉(だいいちよう)
④ 根となる部分 幼根(ようこん)
⑤ 大部分が脂肪 胚盤(はいばん)
⑥ 粒の大部分 胚乳(はいにゅう)

① 果皮(かひ)

果皮はとうもろこしの粒の表面を覆う強く密な耐水性のある組織のことをいいます。粒の劣化を防ぐ役目があります。


② 子葉鞘(しようしょう)

子葉鞘とは本葉が土の中で生長するときに芽生えを保護する円筒状の鞘です。地表に達すると生長が止まりますが、その後は内部の第一葉が先端を突き破り生長を続けます。


③ 第一葉(だいいちよう)

第一葉は地表に達して子葉鞘が生長を停めると、光合成を始め子葉鞘を突き破って空気中へ出て葉を広げ、さらに生長します。


④ 幼根(ようこん)

幼根は重力の方向、すなわち下方へ真っ直ぐに伸長します。根の原基であり、発芽に伴って生長し主根となります。


⑤ 胚盤(はいばん)

胚盤は本葉、茎、根を覆うように被さる部分です。発芽時に養分の吸収に関与する器官で脂肪を多く蓄えています。


⑥ 胚乳(はいにゅう)

胚乳はとうもろこしの粒の重さの約80%を占めており、無水物としてデンプンを約85%、タンパク質を約9%含んでいます。成熟した胚乳は角質部と粉質部で構成されていて、両者の比率は約2:1と一般的に言われています。

いかがでしたか?知っているようで意外と知らない、とうもろこしの粒についてのご紹介でした。

青森県のブランドとうもろこし「嶽きみ」が収穫間近

更新日:2014年08月12日(火)

DSC02313トウモロコシノセカイでも紹介している、青森県のブランドとうもろこし「嶽きみ(だけきみ)」が収穫間近とのことです。

嶽きみの情報はこちら

嶽きみは全国的にも甘~いとうもろこしとして有名ですね。
お盆のシーズンが過ぎたあたりから青森県の嶽地区では露店販売が盛んになるそうですので、気になる方は要チェックです!

嶽きみとは

青森県弘前市の西部にある岩木山麓に広がる嶽高原で栽培・収穫されたとうもろこしを総称して「嶽きみ」と言います。
嶽高原は標高が400~500mあり、お盆が過ぎた頃から昼夜の気温の差が大きく広がります。寒暖差は10℃以上にもなることから非常に甘く、濃厚な味のとうもろこしが育ちます。

トウモロコシノセカイでは嶽きみのネットショップもご紹介していますので、興味のある方はぜひ買ってみてくださいね。

とうもろこしはいつ日本にきたの?

更新日:2014年07月08日(火)

フリントコーンの伝来

history_04日本には1579年にポルトガル人から長崎または四国にフリントコーン(硬粒種)が伝わりました。
当時は南蛮船が運んで来たことから「ナンバンキビ」と呼ばれ、九州や四国の山間部で栽培が定着してからは、中国、近畿、東海地方と山間部を北上し、関東周辺の山地へ伝わったとされています。

本格的に栽培・流通するようになったのは、明治時代初期とのことです。
しばらくして、北海道から南下して本州に広まり、日本全土でのとうもろこし栽培が始まりました。

とうもろこしの歴史(詳細)はこちら