収穫・栽培方法

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とうもろこし(スイートコーン)の栽培スケジュール

とうもろこし温暖地・中間地・寒冷地の栽培スケジュール

とうもろこしは種まきから収穫まで約90日前後が一般的です。栽培地にもよりますが夏の収穫を考えて4月・5月を種まき時期とするのが良いと思われます。時期が遅くなりすぎると良いとうもろこしはできません。

とうもろこしの栽培方法

とうもろこしの栽培方法

収穫までの流れ

クリックすると詳しい手順を見ることが出来ます。

  1. 畑の準備
  2. 種まき
  3. 間引き
  4. 追肥など
  5. 除房など
  6. 収穫

1. 畑の準備

とうもろこしは、日当たりと水はけのよい場所であることと、肥料をたくさん与えていた畑に作るのがいいといわれています。
肥料を多く吸収する作物なので、畑の中の余分な肥料も吸い取り、土を綺麗にしてくれます。

とうもろこしは風媒で受粉するので10株以上植えられる程度の畑で栽培するのが望ましいでしょう。

2. 種まき

種は30cm前後の間隔をあけて1カ所につき3・4粒をまきます。
株間は25cm~30cmほど間をとって、何かの瓶を用いて、その底で鎮圧して穴を開けていきます。
深さは3cm以上、上から土をかけ、軽く踏み固めてください。

種は2・3列くらいになるようにまいてください。
こうすることによって、受粉がまんべんなく効率よく出来ます。

天候や地域、とうもろこしの種類にもよりますが、種まきから発芽までは約10日ほどかかります。

Point1

とうもろこしには多くの種類があり、種類や品種の違う花粉によって受粉すると、子実が本来持っていた性質を失ってしまいます。
たとえばスイートコーンデントコーンの花粉がかかると、スイートコーンの甘味がなくなってしまいます。これを「キセニア現象」といいます。

スイートコーンと隣合わせに、別の種類のとうもろこしを栽培することは避け、それぞれ100m以上離して栽培しましょう。

Point2

まいた種は鳥におそわれることもありますので、キャップやトンネルで保護してあげると安心です。

Point3

種をまく前にマルチングしておくこともおすすめです。
マルチングをすると、通常より1週間早まきできると同時に、土の湿度と水分を保つことが出来ます。

※マルチングとは

作物の生育している土の表面を、わら、刈草、ビニールフィルム、ポリエチレンフィルムなどで覆うことです。
地温変化の抑制、土壌の乾燥防止、風雨による土壌浸食の防止、雑草発生の抑制などの効果があります。


芽が生長したらあまり育ちそうにない株を間引く必要があります

3. 間引き

芽が生長し、高さが15cmくらい、もしくは葉が4、5枚になったら、あまり育ちそうにない株を間引く必要があります。
丈夫な1株だけを残して、1本になるようにします。また、雑草もこの時に取りのぞきます。


種まきから1ヶ月ほど経過したら追肥をします

4. 追肥

種まきから1ヶ月ほど経過したら、株から10~20cmくらいはなし追肥をします。

肥料が不足すると、とうもろこしの下の方の葉が黄色くなってきます。
この頃になると葉が6~9枚になり、日光が地面にあたりにくくなるためマルチングの効果がなくなります。
このタイミングでマルチングを撤去しましょう。

追肥が完了したら、とうもろこしが風で倒れないように土寄せをします。

Point1

土寄せの時、根を切らないように注意しましょう。


良いとうもろこしを作るため、一番上の雌穂だけを残し他を摘み取ります

5. 開花と除房

土は水やりに気を付けましょう。湿りすぎても乾きすぎてもよくないので適度にチェックが肝心です。

種まきから2~3か月がたつと、雌穂(しずい)が3本程現れます。
もったいない様にも思いますが、良いとうもろこしを作るため、一番上の雌穂だけを残し他を摘み取ります。
これが「ヤングコーン(ベビーコーン)」です。
小さいと芯ごと食べることが出来ますので、茹でてサラダにしてもよいでしょう。

その後、茎の先端に雄穂(ゆうずい)が出てきて開花し、雌穂から絹糸(きんし)が出て、雄穂から花粉が風に運ばれ雌穂に受粉します。
しかし実際はほとんど別の株から受粉するため、10株以上植えておくのが安心でしょう。密集して植えるのはそのためです。


収穫のタイミング

6. 収穫

受粉から2~3週間程で、雌穂から出ている絹糸が茶色に変わります。
雌穂の先端部が黄色くなれば収穫時期である合図。
その時、絹糸が茶色に枯れてきたら皮を少しめくって見てみましょう。
まだ収穫時期でないようでしたら、皮を元にもどしましょう。

早朝のまだ涼しいうちに収穫を行ないます。
とうもろこしの根元をきつくおさえて、手前に下げるように引っ張ってもぎ取りましょう。
スイートコーンは収穫後に味が低下しやすいため、すぐに火を通すか、冷所に保存しておきましょう。

とうもろこしの茎や葉は畑の堆肥となります。


紹介したものは一般的な栽培方法です。
栽培地域や環境、品種によって違ってくる可能性がありますが、家庭菜園でとうもろこしを栽培する際はぜひ参考にしてみてください。

害虫や病気について

葉が上向きにまくれ上がり株が萎縮する黒すじ萎縮病

とうもろこしの病気として有名なものは「黒すじ萎縮病」「すす紋病」「ごま葉枯れ病」などがあります。

「黒すじ萎縮病」はヒメトビウンカという虫によって引き起こされるウィルス性の病気です。
葉が上向きにまくれ上がり、特に雌穂より上の節間が詰まる症状で、その結果、株全体が萎縮し草丈が健全な株の1/3以下になります。
「すす紋病」や「ごま葉枯れ病」は、病斑(斑点)が現れ、悪化すると茎葉全体を枯死させてしまう病気です。

いずれの病気も、対応策としては耐性のある品種のとうもろこしを選ぶことで防ぐことが出来ます。

害虫は、ヒメトビウンカの他、ハリガネムシ・アワノメイガ・アワヨトウに注意してください。
畑をよく見回り、早めに薬剤などで予防や駆除をすることをおすすめします。

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