「とうもろこしの粒の内部ってどうなっているの?」
「粒のどこから芽がでてくるの?」
今回はとうもろこしの粒の中身についてご紹介します。
皆さんが食べているおいしいとうもろこしの粒(実)は実は、こんな名称がついているんですよ。
① 粒の皮 | 果皮(かひ) |
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② 保護する部分 | 子葉鞘(しようしょう) |
③ 葉となる部分 | 第一葉(だいいちよう) |
④ 根となる部分 | 幼根(ようこん) |
⑤ 大部分が脂肪 | 胚盤(はいばん) |
⑥ 粒の大部分 | 胚乳(はいにゅう) |
① 果皮(かひ)
果皮はとうもろこしの粒の表面を覆う強く密な耐水性のある組織のことをいいます。粒の劣化を防ぐ役目があります。
② 子葉鞘(しようしょう)
子葉鞘とは本葉が土の中で生長するときに芽生えを保護する円筒状の鞘です。地表に達すると生長が止まりますが、その後は内部の第一葉が先端を突き破り生長を続けます。
③ 第一葉(だいいちよう)
第一葉は地表に達して子葉鞘が生長を停めると、光合成を始め子葉鞘を突き破って空気中へ出て葉を広げ、さらに生長します。
④ 幼根(ようこん)
幼根は重力の方向、すなわち下方へ真っ直ぐに伸長します。根の原基であり、発芽に伴って生長し主根となります。
⑤ 胚盤(はいばん)
胚盤は本葉、茎、根を覆うように被さる部分です。発芽時に養分の吸収に関与する器官で脂肪を多く蓄えています。
⑥ 胚乳(はいにゅう)
胚乳はとうもろこしの粒の重さの約80%を占めており、無水物としてデンプンを約85%、タンパク質を約9%含んでいます。成熟した胚乳は角質部と粉質部で構成されていて、両者の比率は約2:1と一般的に言われています。
いかがでしたか?知っているようで意外と知らない、とうもろこしの粒についてのご紹介でした。